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29 September

登場人物紹介とバナーと女性向けという認識について

ブログへのご訪問ありがとうございます!
『そして僕らは世界を壊す』
企画・シナリオ・イラスト・システムその他諸々担当の祀木陸と申します。

実はしばらくブログの方は放置していたのですが、自作ゲームサーチ「WingSearch」様に(仮)登録させて頂きましたので、いい加減動かそうと思った次第です。

『そして僕らは世界を壊す』長いので略して『そしせか』ですが、今年中の完成を目指して頑張っております!なぜならば第10回ふりーむ!ゲームコンテストへの参加を目指しているからなのです!!
なんとかなるはずです、今のペースなら……!


さてさて。
あらすじがサイトとブログの方で公開されているのですが、これではあまりにも分かりづらいので、ここで簡単にゲームの概要を説明させていただきたいと思います。

簡単に言えば、従兄弟の自殺を止めるために頑張るノベルゲームです。
選択肢による分岐ありのマルチエンディング方式。
周回プレイ必須で、6周で最短クリアとなります。

主人公はサイト登場人物欄の一番上にいる保志梓。
彼が従兄弟である井塚隆之介をなんとか生きながらえさせようと頑張ります。

そんなお話です。
あらすじって難しい……。



今回は主人公、保志梓の(軽い)紹介と作品バナー、SSを一つ追記に置いていきます。
SSを読んでいただければこのゲームの大体のノリが分かっていただけるのではないでしょうか。

そして『そしせか』が女性向けか否かについての祀木的見解をば。
いわゆるBLというやつですね。

結論から言えば祀木は『そしせか』を女性向けとして制作していません。
詳しくは追記にて!

お付き合いくださる方は以下からどうぞ!





保志梓

高校三年生
幼い頃から兄弟のように一緒に育ってきた隆之介をなにより誰より大切に思っている。
口も目つきも悪いが交友関係は決して悪くなく、友人は多い。


主人公です。
面倒見がよく、気のいい奴って感じですね。
小柄です。チビとも言う。





SS
「消えた世界の少年たち」

生と死の間には一体なにが存在しているのだろう。
生と死は一体なにが異なるのだろう。

白い箱に白い顔をして横たわる従兄弟を見つめながら、俺はそんなことを考えていた。

従兄弟は、隆之介は自殺だった。
発見したのは俺。
隆之介の心臓が止まってからたった数分後の発見だったのだと警察は言っていた。


生と死の境目。
この世とあの世の境界線。


恐る恐る触れた隆之介の頬はひどく冷たくて、俺は自らの手のひらが温かいことに気が付いた。


『この温もりの有無だろうか?』


この白く冷たい体を掻き抱いて俺の体温を分け与えてやれば、隆之介はまた笑顔を見せてくれるのだろうか?

違う。
そうではない。
 分かっている。

ではどうすればいい?
どうすれば俺たちの間の溝は埋まる?


生きる俺と、死んだ隆之介。


冷たい頬に触れても。
陶器のような手のひらを握りしめても。
どれだけ近付いても遠く離れた俺たちは、俺は、どうすればいい?


「なあ、どうすればいい」


絞り出した声は惨めに掠れていて、虚ろな瞳からはとめどなく涙が溢れた。


「分からねえんだよ、隆之介」


お前がいなくては生きてゆけないなどと、まるで恋人たちの睦言のような言葉を俺は幾度も繰り返す。

けれどその言葉の響きはそんな甘美なものではない。
どろどろと溢れ出した膿のように醜く穢れていた。


隆之介には俺がいなくては駄目なのだと思っていた。
隆之介は泣き虫で、寂しがり屋だから。
俺が側にいてやらなくては駄目なのだと思っていた。

けれどどうだ。
泣き虫は俺だ。寂しがり屋は俺じゃないか。

隆之介の死体が横たわる棺桶に縋る。
もう二度と開くことのない瞼に手を伸ばした。


「俺を、ひとりにしないでくれ」


共に過ごした十余年の日々で腐り切った愛情。
ああ、なんと惨めなことか。
なんと哀れなことか!


「どうして」


隆之介は死を選んだ?
俺は隆之介を救えなかった?


「どうして!!」

もしも世界を変えることが出来るなら。
もしも俺が隆之介を救えていたなら。
もしも隆之介が死を選ばなければ。

たくさんのもしもが溢れて膨らんで、弾けて消えた。

 

それからのことはよく覚えていない。

薄暗い部屋で虚ろな目を開いた。

今日は何曜日だろうか。何月何日?
今は何時何分?

学校に行った記憶はない。
誰かと会話をした記憶すらない。

薄暗い部屋の中、俺はただテレビが垂れ流すなにかの音を聞いた気がした。




 

女性向けという認識について

『そしせか』がBLなのか否かについて、ここで明記しておきたいと思います。
祀木としましてはBLを書いているつもりはありません。
というのもBLというのは男性同士の「恋情」であると認識しているからです。
今回『そしせか』のシナリオにおいて二人が互いに抱く感情は「愛情」であり「恋情」ではありません。

そして「恋情」と「愛情」は大きく異なるものであると祀木は考えております。


ですが!
人によってはBLに感じられる方もいらっしゃると思います。

上記しましたSSを読んで、これはBLであると感じ、なおかつBLを苦手とする方はご注意ください。
ゲームは全体的にこんなノリで話が進んでいきます!



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ご連絡をいただければ訪問させていただきます!

以上、祀木でした。

またのお越しをお待ちしております!
次の更新は今週末か、来週頭を予定しています。

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